地質調査日誌4/20 相模原市緑区日連

4月20日、水曜日。晴れ。

昨日は相模原市緑区日連での調査でした.

小さな沢の中を礫岩と凝灰岩の分布範囲を調べるために歩き回りました.

写真の礫岩に見られる幾筋かの線は,断層運動により粉砕され粘土化された部分です.断層の末端のためか,粘土の部分が何本も見られます.

こちらは凝灰岩ですが露頭が小さく,コケも生え,表面も風化しているためわかりにくいです.

最後に沢を登りつめて尾根道に出たのですが,道に出る直前は急斜面を40mほど登りました.木に捕まらなければ登ることができず,写真を撮っている余裕は全くありませんでした.

無事,尾根道に出て,しばらく歩くと気持ちのいい風景が広がっていました.

(地質担当学芸員 河尻)

カテゴリー: 学芸員のひとりごと パーマリンク