タンポポ三昧

今日はお休みを利用して、緑区の藤野、相模湖方面へタンポポ調査に行ってきました。

この調査は、相模原市環境情報センターの自然環境観察員制度の全体調査で行われているもので、たくさんの調査員の方が担当を割り当てられて実施しています。私もセミナーなどで調査方法や見分け方をお話ししましたが、話すだけで自分でやらないのは良くないので、行き慣れた藤野、相模湖方面を受け持ちました。
一面のタンポポ群落もありました!圧巻です。

こちらは典型的な外来種のセイヨウタンポポです。外総苞片がはっきりと下向きに反り返っています。今は上向きにがっちりまとまっている在来種との中間的な特徴を持つ「雑種」が多いので、典型的なセイヨウタンポポは意外と目にする機会が少ないように思います。

春のタンポポの開花ピークも過ぎて、綿毛になっている株やなりかかっている株が多かったです。

畑の脇に少し白っぽいタンポポがありました。

除草剤などのストレスを受けると花が白っぽくなる傾向があるのは、在来のカントウタンポポです。
自動車を停める場所を気にしながらのタンポポ探しはなかなか大変でしたが、割り当てメッシュをすべて回ることができました。タンポポ三昧で目がタンポポ目になっていて、帰り道では担当メッシュでもないのに道端のタンポポが目についてしまって困りました。
(生物担当学芸員 秋山)

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