オトナの観察会

今日の生きものミニサロンは、なんと参加者全員が大人!

それもそのはずで、博物館の外へ出ると、あちこちから「入場門へ・・・」「一位は・・・」「・・・がんばってください」などと放送がきこえてきます。
今日は市内小学校の運動会特異日です。ミニサロンは子どもさんだけのものではないので、颯爽と大人の観察会をしに、外へ!
ジャストタイミングだったので、キアシドクガをじっくり観察しました。成虫の顔を虫めがねでよく見てもらうと、モンシロチョウなどにふつうにあるものが無い・・

そうです、ストロー(口吻)がありません。キアシドクガは、成虫になると飲まず食わず。交尾して産卵、そして衰弱してゆくのみ。1週間から10日ほどで短い成虫期間を終えます。ついでに、キアシドクガの幼虫の食草であるミズキとクマノミズキの見分け方を解説したりして、そんなお話をしながらのあっという間の30分でした。今日は今年の大発生を記念して特製缶バッチを作りました。

大人のみなさんにどうかな・・と思ったら、結構喜んで持ち帰って下さいました。
オープンから1週間の鳥の羽根展も、ご好評いただいています!

まだご覧になっていない方はぜひご来館ください!
(生物担当学芸員 秋山)

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