雨のち晴れ

通勤路のチガヤ(フシゲチガヤ)の穂が風に揺られて輝いていました。いつもよりも反射が多く感じるのは、前の晩の雨のせいでしょう。

昨日は予報に反して夜中まで雨が降ったりやんだりでした。その後いつごろから晴れたのかわからないのですが、とにかく今朝は雨露がキラキラと光るほどに晴れました。チガヤの穂のアップです。

小穂の付け根にある長い絹毛に水滴がたまり、これがキラキラの理由でした。
同じ場所に生えているオギの葉にも水滴がついていました。

さらに、クズの葉にも。

葉の葉面の細毛の表面張力で、こうした丸い水滴ができます。みずみずしさを際立たせる雨のあとの晴れ間。なんだか気持ちがよい朝でした。
(生物担当学芸員 秋山)

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