毎年恒例のカイコ、始動です。信州上田から、6月初旬ふ化の蚕種(カイコの卵)が届きました!
種屋さんでは、種紙に産卵前のメスを置き、金属製の丸い筒をかぶせます。こうして一腹卵をきれいに丸い中に産ませることができるので、取り扱いやすいのです。
だいたい500粒ほど。今年は「かいりょう・あけぼの」という優良絹糸を産する品種を育てます。
ちょうど今日は午前中大野小でカイコの授業を行いました。
午後は大野台中央小。
ダブルヘッダーでしたが、どちらも大変熱心に話をきいてくれて、カイコを育てるのを心から楽しみにしてくれているのを感じました。
カイコは来週半ばにふ化の予定です。博物館でも来週後半くらいから、飼育展示を開始します!
(生物担当学芸員 秋山)
※カイコの卵は、養蚕農家では「たね」と呼んできました。農作物という意識が強いせいでしょうか。おもしろいですね。