今日は、相模野の開拓「清兵衛新田」の名を学校名に残す「清新中学校」から職場体験に来た生徒4名に2つの体験をしてもらいました。
はじめに、自己紹介で好きな歴史の時代や人物を聞いたりして、少し場をなごませてから活動を始めました。(少しは打ち解けたと思うのですが…)
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市民研究室で体験開始!中学校から先生が様子を見に来てビックリ!!
最初は、寄贈資料の資料カード作りです。
これは、ご寄贈いただいた資料を博物館資料として適切保管するために行うもので、地味ですがとても大切な作業です。今日カードを作ってもらったものは、いずれも昭和10年代~20年代頃の資料ですが、生徒さんたち全員真剣に取り組んでいました。
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昭和初期の資料のカード作りに挑戦中!
後半は約5000年前の縄文土器片の実物を使って、拓本体験を行いました。
拓本は土器に画仙紙をあて、濡らして模様の凹凸を浮き上げらせてからタンポという道具で墨をつけて土器の紋様を紙に写し取るものです。
拓本用の墨の強いニオイ(油分が多いため)に多少困惑したり、画仙紙が破れてしまったりなどもありましたが、土器の実物に触れる貴重な体験になったと思います。
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ドキドキ?しながら、土器の拓本にチャレンジ
今日の2つの体験は、昭和初期資料と約5000年前の土器という、年代の幅広いものを使ってみました。そんなことだけでも、郷土の悠久の歴史を感じてもらえたら幸いです。
(歴史担当学芸員 木村弘樹)