らせん

毎年この時期の定番ネタですが、最もポピュラーでありながら信じられないくらい美しい野生ランが、博物館駐車場で咲いています。

ネジバナです。小さいというだけで、形はれっきとしたランです。庭や芝生などにも普通に咲く花です。

らせんを描いて咲くこの姿を、“天使の階段”と表現する人もいます。
天使がのぼるその先を見ようと空を見上げたら、積雲と高積雲が幾重にも広がって、天使の帰りを待ちわびているかのようでした。

(生物担当学芸員 秋山)

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