企画展千秋楽

今日はいよいよ企画展「鳥の羽根 温かく、美しくまとうもの」の最終日です。千秋楽と言えるその日に展示物ではない資料の写真をまずご紹介してしまいます。オオコノハズクの本剥製です。

この資料は、企画展の間に3度ほど、展示室に登場しました。そして、今日も。なぜかと言うと・・

今日は神奈川大学から理学部生物科学科の学生さんなどが実習に来られました。博物館学芸員コースのカリキュラムの一環です。博物館における標本の役割や収集の意義についての講義、バックヤード見学などの後、せっかくなので企画展の展示解説を行いました。こうした展示解説のときに、臨時資料として登場しているのがオオコノハズクの本剥製です。ナマの展示解説の「お得感」を出すために、とにかくこの羽の触り心地を体験していただこうという意図です。みなさん、恍惚の表情でやわらかい触り心地を満喫されます。
さて、最終日に往生際の悪い見所紹介です。

羽根の写真から何という鳥のどの部位の羽根かを当てるクイズです。
今日も学生さんが結構楽しみながらヒントと答えをめくっていました。

このクイズは、ヒントを見ずに答えられるのは相当の羽根マニアです。一般のバードウォッチャーでもほとんどわかりません。ヒントをめくると、鳥を知らなくてもなんとなく答えられるように作ってあります。オープン当初はちょっとマニアックだったかなと心配だったのですが、アンケートでもこのクイズパネルは大変好評です。そんなリアクションに気をよくして、企画展終了後もイベントなどの出張展示に利用できないかと考案中です。
企画展も現時点で、あと半日で終了です。ラストスパートです!
(生物担当学芸員 秋山)

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