企画展「鳥の羽根 温かく、美しくまとうもの」が一昨日終了し、今日は朝から撤収作業を行いました。
撤収は、最後にもう一度、展示資料を手にとってじっくり見られる瞬間でもあります。
たとえばこのヒヨクドリの尾羽。信じがたい造形ですね。
そして、大人気だったセイランの目玉模様の羽根。
みなさん、これが本当に立体だと信じておられる方も多かったようです。ご丁寧に光沢まで表現していますが、完全に平面の模様です。
この羽根を持ってくれているのは、展示の列品から撤収も獅子奮迅の大活躍をしてくれた「相模原動物標本クラブ」のYさん。今日も手にとってこそわかる光沢の美しさなどに何度も歓声を上げていました。がんばってくれた人の役得ですね。
羽根コレクション所蔵者の藤井さんも午後から来られて手際よく撤収を進めてくれました。展示業者さんも入って、タペストリーや看板も下ろしました。
ちょっと寂しい気もしますが、館内はもう次の展示へ向けて動いています。
ささっと片付けて、気持ちを切り替えていこうと思います。
(生物担当学芸員 秋山)