今日午後、企画展で借用していた資料を返却に行って戻ってきてみると、飼育カゴの隅で怪しげな動きをしているカイコを見つけてしまいました。
繭を作っています!
そうそう、先週の金曜日には5齢を確認していますから、それからちょうど1週間。熟蚕にできあがっているカイコがいてもおかしくありません。この個体は展示用の透明な食品パックのまぶし(カイコが繭をつくる部屋)へ移しました。
熟蚕の見極めはちょっと慣れないと難しいのですが、まず色が黄色っぽくなり(下)、大きさもMAXの5齢5日目ころ(上)に比べて若干小さくなります。
さらに、手に持った時の感触も、5日目のぱつぱつぷりぷりだったときよりも、少し緩んでぷよっとします。
おそらく明日朝は大忙しでまぶしへ移動する作業が待っていそうです。今日のうちからまぶしの準備をしておこうと思います。
(生物担当学芸員 秋山)