9月にドイツでお世話になった博物館教育普及担当(ドイツではペタゴーゲンと呼びます)のみなさんが、今度は日本へやって来られました。成田へ到着し、江戸東京博を見学。そこで私も合流しました。
感無量の再会でした。この日は両国でちゃんこ鍋をつつきながら再会を祝い、思い出話に花を咲かせました。翌日は午前中は国立科博、午後は国立西洋美術館を訪問。科博では草木染めのワークショップを体験。
ボランティアさんたちのきめこまやかな指導と手際の良さに、同じようなプログラムを実施しているという参加者のお一人が、ボランティアさんと情報交換をしたいとメアド交換までしていました。西洋美術館では、年に1度のファンデイ・イベントで大勢の来館者に向け多様なイベントが催されているようすを見学。
どちらの博物館でも、そのボランティアスタッフの多さ、質の高さに感嘆されていました。こうしてドイツのみなさんに随行して、私も日本の(最大規模の館ではありますが…)博物館の教育普及事業がかなりのハイレベルであることを実感できました。
ドイツ派遣団のみなさんは、この翌日、広島へと向かわれました。そこではまた中部地方在住の日本派遣団のメンバーが随行します。私たちがドイツで心からのおもてなしを受けたのと同様、私たちも日本ツアーが楽しく有意義な旅になるよう少しでもお役に立てばと考えています。
(生物担当学芸員 秋山)