すけすけ

真夏になるといなくなってしまうニイニイゼミの抜け殻をいまのうちに採っておこうと、お隣の樹林地へ入りました。ものすごい蚊の襲来の中がんばって探したのですが、みつからず・・。低い位置にあることが多いので、小さなお子さんがいた昨日のミニサロンで探してもらえばよかったとちょっと後悔しました。さて、そんな中、こんな昆虫がいました。

スケバハゴロモです。蛾ではなく、カメムシに近くてセミやヨコバイのなかまです。下面から見ても翅のすけすけ感がすごいですね。

ほんとうは、このなかまのファンキーな幼虫の姿を写真に撮りたかったのですが、もう時期が遅すぎるかもしれません。
この時期恒例の、ヤブカラシの花の昆虫レストランにはチャバネアオカメムシとヨツスジトラカミキリがご来店。

花はたくさんあるのに、わざわざ同じ小さな花の蜜を吸っていました。
ニイニイゼミの抜け殻は見つからなかったけど、ヒグラシの抜け殻はたくさんありました。

これも8月に入るとツクツクボウシと見分けがつきにくいため、ツクツクがまだ出ていない今のうちに写真を撮っておきました。触覚の付け根側から4番目の節がほかと比べて長いのが特徴です。

ニイニイゼミはまた来週にでも再挑戦します!
(生物担当学芸員 秋山)

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