博物館実習3日目の今日は展示解説の実践です.
常設展示室から資料を1点選んで,3分間の展示解説をします.実習生や学芸員の前で解説します.
午前中は解説をする資料の選定をして,解説のシナリオを作成します.
まず,常設展示室で解説する資料を選定します.選んだ資料によっては解説が難しくなる場合もあるので,資料選定は重要です.
解説する資料が決まったら,文献を調べ,解説のシナリオをつくります.
午後からは,一人ずつ常設展示室で展示解説を行いました.時折,一般の来館者も足を止めて解説を聞いていきます.
トップバッターは自然歴史展示室入り口にあるマンモスを選んだ実習生です.一番最初はかなり緊張します.
一番最初でなくても,やはり緊張します.それでも,クイズを出したり,手を上げてもらったり,触れられる資料に触らせたりと工夫を凝らして解説を行っていました.
5年次研修の先生方も,実習生と同じように解説を行いました.聞き手の引きつけ方などの話術はさすがです.実習生も参考になったと思います.
共通実習はこれで終わりです.今後は分野別の実習となり,日程も分野によって異なります.どんな分野別実習になるのか楽しみです.
(地質担当学芸員 河尻)