日差しとの競演、里のいごこち

博物館を入って総合案内カウンターの横を見ると・・

地階ホワイエなど3カ所に展示されている、相模原の動物写真展「里のいごこち」への誘導パネルです。
この博物館の建物は、外光を大胆に取り入れる構造になっています。展示施設は資料の保護のために外光を遮断するのが普通ですが、当館では差し支えのないスペースについては昼間、室内が外光でかなり明るいと思います。
だから、夏の日中はホワイエの床面に光がぺたんと落ちていることがあります。

展示スペースとしては外光は邪魔者になるのがふつうですが、今回はこんな感じに、写真パネルとうまく競演しています。写真のモチーフが「里」なのでなおさら演出効果をもたらしているのかもしれません。
特別展示室前にある「里のいごこち」展示のすぐそばの、朝のようすです。

ただの木もれびなのに、ちょっとドラマチック。
夏の日差しと写真の競演、ぜひお楽しみ下さい!
(生物担当学芸員 秋山)

カテゴリー: 学芸員のひとりごと パーマリンク