フヨウ、雲、セセリチョウ

今朝、出勤前に空を見上げたら、高積雲の半透明雲が出ていました。個人的に好きな雲です。

空が狭い住宅地なのであまりよい写真ではありませんが、このはかない雲を撮るにはロケーションで贅沢を言っているヒマはありません。
職場に着いてカイコのためのクワを採りに出たら、高積雲どうしが多層になって、かろうじて奥の方にまだ見えていました。せっかくなので満開のフヨウの花と一緒に撮ってみました。

高積雲の半透明雲は特に珍しい雲ではないのですが、穏やかな空に一瞬現れて、だいたいあっという間に消えてしまうので見られるとなんとなく嬉しい雲です。条件が良くてこの雲が一面に広がると、亀甲模様のように規則正しく雲片が並ぶことがあります。亀甲雲という名前がつかなかったのが不思議なくらいです。さて、クワの葉にはセセリチョウがとまっていました。

イチモンジセセリです。秋を感じさせるチョウに、またひとつ季節の移ろいを感じました。
(生物担当学芸員 秋山)

カテゴリー: 学芸員のひとりごと パーマリンク