博物館で育てている在来品種の小石丸と乞食も5齢となりました。ふだんは別々のカゴに入れて育てていますが、もうここまでくると並べて置いてもすぐに区別できるので、ツーショットを撮れます。
小石丸(右)は斑紋がとても濃くて、ちょっとりりしい感じがします。
一方、乞食はいわゆる姫蚕(ひめこ)と呼ばれる無斑紋のタイプです。
眼状紋や三日月紋を見慣れているとちょっと違和感がありますが、中国大陸で育てられている品種にはこれに近いものが多いそうです。
あと4、5日で上蔟です。在来品種独特のくびれ繭がもうすぐ見られます。
(生物担当学芸員 秋山)