今日はご近所の県立弥栄高校理数科の1年生12名がご来館です。弥栄高校は二期生で秋休みがあり、その間にさまざまな実験講座に取り組まれています。その一環として、今回は博物館で分類学の基礎を学ぶ実習とフィールドワークを行いました。
室内で分類学の基礎的な講義を聴いた後、野外でさまざまな植物の形態や性質を観察しました。
ヘクソカズラの果実を袋に入れてニオイをかいでいます。
また、目のいい生徒さんがヨコヅナサシガメの幼虫を見つけてくれました。
室内に戻り、今度はせっかくなので岩石の分類の考え方について、地質担当の河尻学芸員にレクチャーしてもらいました。
そのあと、仕上げとして哺乳類や鳥類の剥製、骨格などの観察から形態の相違点を考えてもらいました。
合計4時間に及ぶ講座になりましたが、今後の進路を考えるうえで参考にしてくれると嬉しいですね。
(生物担当学芸員 秋山)