昨日の貯金で 秋の丹沢主脈その2

このところ、観察会や野外調査など動き回る仕事が多く、それはとても充実しているし、写真もたまります。
でも、デスクワークもたっぷりたまります・・ということで今日は会議とデスクワークに明け暮れた一日。どんより曇り空ということもあってめずらしく写真を1枚も撮りませんでした。そこで、昨日(10月12日)の秋の丹沢の写真をもう少し。

登り口にたった一輪咲いていたホトトギスです。いつもながらこの花の不思議な造形にうなります。
こちらも秋の山を代表するキク科の植物、コウヤボウキです。自分と同じ名前のついた花は、あてるべき漢字がどうあれ、親近感がわきます

ちなみにコウヤボウキは荒野ではなく、高野です。ほかにはコウヤマキとかコウヤコケシノブとか・・
スギ植林地の林床にあったフタバアオイ。脳内に「じゃーーーん!カッカッカッカ」とBGMが鳴り響きます。

そう、「葵の御紋」のアオイです。あの紋章の名称は三つ葉葵ですが、ミツバアオイという植物はありません。
さて、なにか「うぇえ・・」という写真を入れないと気が済まない悪い癖があり、今回はこちら。スケールを入れた写真がぶれてしまって大きさがわかりにくいのですが、ゆうに20センチ以上はあるクガビルです。

ミミズを主食とする環形動物のなかまです。
じゃばらな全身を伸ばしたり縮めたり・・・
うぇえ・・
(生物担当学芸員 秋山幸也)

カテゴリー: 学芸員のひとりごと パーマリンク