博物館ではいくつかの種類の絶滅危惧植物を、系統保存のために栽培しています。そのうちの一つ、カワラノギクに水をやろうと近づいて見ると・・
葉にいくつも穴があいています。花芽を伸ばした先の柔らかい新しい葉もきれいに食べられた痕が!!
早速丹念に捜索をはじめると・・・見つけました!
どこにいるかわかりますか?種類まではわかりませんが、蛾のなかまの幼虫(イモムシ)ですが、彼らはまさしく忍者です。相当しっかり目を凝らして探さないと見つかりません。
ふだんはこうして葉の裏でじっとしています。まさに「隠遁の術」です。
お見事ではありますが、このままでは花芽まで食べられてしまうので、駆除させていただきました。
(生物担当学芸員 秋山)