白が目立つ庭

博物館の前庭ではいま、ホトトギスが満開です。
なぜか、博物館に植えられているのはみんな園芸用の白花品です。

以前はたしか、通常の花色のものもあったように記憶しているのですが、いつの間にか白花ばかりに・・。ホトトギスも年齢を重ねると頭が白くなるのかな?・・・・そんなわけありませんね。

真上から見るとなんだかよくわかりませんが、お行儀良く並んでいておもしろいですね。
ふと見ると、ダンドボロギクがきれいな白い綿帽子を作っていました。

この植物の花は、綿帽子よりもずっと地味です。

これで、開花しています。なんとも奥ゆかしいというのか、省エネというのか・・。
さて、またしても、うえぇ・・な写真を最後に一枚。

8センチくらいあったでしょうか。巨大なイモムシ!この色はなんだ??こんなヤツ見たことないぞ!と思ってよくよく見ると、この大ざっぱな排水ホースのような体つきと、オバQみたいな毛がポツポツと生えている特徴は、オオミズアオです。ふつうは黄緑色の体色をしています。残念ながら写真は無いのですが、成虫の蛾は青みがかった妖しげな白色の巨大な翅を持つ、美しい夜の妖精です(うまく白でつながりました!)。
蛹化前のイモムシはこのように体色が大きく変化することがあり、騙されますね。
(生物担当学芸員 秋山)

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