窓際の机でカタカタと事務仕事をしていると、視界の隅でゆっくり動くものがあります。
なんだかおもしろい写真が撮れそうだったので、ふだんはまず出入りすることのないテラスへ、窓を乗り越えて出てみました。
たそがれ時になにをたそがれているのか・・・ハラビロカマキリです。
いや、ただ下をのぞき込んで、進むべきかどうか考えているのでしょう。おもしろがって写真を撮っていたら・・
んだオラァ!と睨まれました。
そういえば最近、県内でもムネアカハラビロカマキリという外来種が侵入してきたとのことです。この個体はどうなのかなと下から見上げてみました。
相変わらず睨まれ続けていますが、外来種ではないハラビロカマキリでした。
しばらくじっとしていましたが、ゆっくり歩き始めるとどこかへ去っていきました。
(生物担当学芸員 秋山)