今日(10月22日)は毎月恒例の「生きものミニサロン」の日です。テーマはこちら。
え?ただの軍手じゃないかって?
いえいえ、そっちじゃなくて、そこにひっついているものです!しかもこれはただの軍手ではなくて、当館オリジナルの特殊調査機器である「ひっつきむし採集器」です!これを使って、博物館前庭の草むらをゴソゴソ・・今日は小さなお友達がたくさんいて、じっくりと観察してくれています。
あっという間にこんなものがひっついているのが見えました!
ミズヒキや・・
ヌスビトハギや・・
ほかにもあと3種類ほどのひっつきむしを観察しました。
移動途中、大型車駐車場をとおった際、せっかくなのでみなさんに地面の上の小さなものを見つけてもらいました。
そこにはこんな可憐な花が咲いています!
しょっちゅう、大型バスが出入りしている地面にこんな花が咲いていること自体が不思議ですね。
ほかにも、先月に引き続きゴミグモを観察したり、地面が沈む~!と言っていた参加者がいたので、その原因であるモグラの坑道を観察したりして、でも最後はやっぱりひっつきむし。
みなさんが持ってくれているのは、イガオナモミの果実です。今日のミニサロンで採集したものではないのですが、事前に用意しておいて、みなさんに見ていただきました。
どちらかというと大人の方には懐かしい、そしてひっつきむしを代表する存在です。
このいかつい外見のわりに、軽く持てばそれほど指先が痛くはありません。その理由を虫めがねで見てもらい、終了しました。
今回は幼児や小学校低学年のお友達がたくさん参加してくれて、とても楽しく観察できました。お子さんたちが頭をつきあわせながら自然観察する姿を見ていると、私はこの上ない幸せを感じます!来月は11月26日(土)12時から実施します!
(生物担当学芸員 秋山)