クワエダシャク

今朝(12月4日)の空は、巻積雲の二重雲が出ていました。低い位置の太陽から照らされた巻積雲の層状雲(いわゆるうろこ雲)の下に、まだ太陽の光が直接当たっていない下層の巻雲の毛状雲が重なっていました。

二重雲はけっして珍しい雲ではありませんが、こうして早朝や夕方に出ると、太陽の光の当たり方で、日中はわかりにくい高さの違いが明瞭になります。
さて、雲とはまるで関係ありませんが、今日出かけた八王子市の某所で、こんなものを見かけました。クワの枝です。

ただの枝・・・ではありません。Y字の右側(手前側)は、枝ではなく・・・

クワエダシャクという蛾の幼虫、つまりイモムシの擬態でした!!
この時期、葉の落ちたクワの枝先についていることがあります。見事なまでの擬態!
これを見つけると、とてもトクした気分になります。
(生物担当学芸員 秋山)

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