赤と黒

先日(12月7日)に相模原植物調査会のみなさんと調査に出かけた緑区の小倉山は、紅葉と実りの賑やかな初冬を迎えていました。
林道沿いを深い紫色で彩っていたマルバウツギです。

果実は中でも、こんな色が目立っていました。トキリマメです。

サヤが真っ赤で、そこから開いて見せている果実は黒!スタンダールの長編小説ではありませんが、まさしく「赤と黒」。
もう一つ、ゴンズイも同じような灰色です。

鳥へのアピールであることは間違い無いと思いますが、果実自身を赤くするのではなく、二色のコントラストで目立たせるとは、なんとも念入りです。
赤黒ではないのですが、さりげなく鮮やかな色合いを見せてくれたのは、穴だらけのキジョランの葉裏にいた、アサギマダラの幼虫です。

サイケデリックな模様と形ですね。
藪こぎをしながらのなかなかハードな行程でしたが、歩いたぶんだけお得感のある山です。

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