中庭の春が助走をつけて・・

今朝(3月20日)、朝一番で博物館の中庭に出てみました。そろそろ、あの芽吹きが出ているころかと・・

ヤブレガサの芽生え。その名の通りの形です

果たして一つだけ、葉を開いていました。ヤブレガサです。最初の葉はとても小さいのですが、だんだんと大きな葉が出るようになります。その準備中の芽生えはこちら。

○○男、とか名前が付きそうなあやしげなヤブレガサの芽生え

白い綿毛が美しいですね。もう数日でニョキニョキと立ち上がり、伝説の妖獣のような姿になります。
木々の枝先もだいぶ膨らんできました。こちらはミヤマガマズミです。朝日に若芽が輝いています。

崩芽しはじめたミヤマガマズミの冬芽

いつの間にやらタチツボスミレが咲いています。今まで中庭では見られなかったので、アリが館内を通って種子を運んだのでしょうか?それともアリの道がほかにもあるのでしょうか?あ、ちなみにスミレ類の種子にはアリ好みの成分がくっついていて、アリが喜んでそれを運ぶしくみになっています。

とっくに咲いてますよ!と言いたげなタチツボスミレ

これだけ春が進んでいるということは・・と思って前庭に出ると、出ていました!

ツクシは、スギナというシダ植物の胞子茎です

ツクシ(スギナの胞子茎)です。
これはしっかりあちこちアンテナを張っていないと、春に取り残されてしまいます。今年もまた慌ただしい季節が始まりました。

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