飼育中のカイコが2齢になり、毎年恒例の飼育展示をすることにしました。今日(6月10日)がスタートです。
肉眼でも見えるのですが、さらにじっくり見ていただくためにルーペも置いてあります。
カイコは2齢まで、頭が真っ黒です。これが、おそらく来週初めにはもう一回脱皮をして3齢になりますが、そうするとベージュ色の頭になります。
一般的に、3齢になると大きさも2センチを超えて安定し、病気などによる大量死のリスクも減ります。かつて、養蚕農家が一年に4回以上カイコを育てていた頃は、2齢まで組合などで人工飼料による一括飼育をして、3齢から各養蚕農家へ配って繭まで育てていたそうです。
さて、そんな今朝がた、博物館の駐車場に神様がおわしました。
【ヘビの写真注意!】
かつて養蚕が盛んだった頃、カイコの病気を媒介する、あるいは大切に貯蔵している穀類を食い荒らす家ネズミを食べてくれるということで、アオダイショウは農家の守り神として崇められていました。
ヘビが嫌いな人は昔からたくさんいたはずですが、神様として距離をとりつつ、共に暮らしてきたのでしょう。