さあ、夏休みも本格的に始まりました。これから夏祭りや花火大会など、行事も盛りだくさんだと思います。博物館でも夏休みに合わせたさまざまなイベントをご用意しています。今回はその中から「夏休み考古学教室」をご紹介させていただきます。
相模原市内には国指定史跡でもある勝坂遺跡をはじめ、縄文時代の遺跡が400か所以上で発見されています。その多くが5,000年前頃の遺跡で、さまざまな文様で装飾された縄文土器も発見されており、博物館の収蔵庫には常設展示室に展示しきれないたくさんの縄文土器を大切に保管しています。今回の考古学教室では、そうした縄文土器を実際に「見て・触って・作ってみよう!」と、全2回にかけて企画しました。
縄文土器づくり体験教室では、実際に縄文土器を手に取り、土器の細かな文様や肌触り、重さを実感することができます。その後、土器づくりの会の先生に教わりながら、粘土を使って思い思いに縄文土器を作っていきます。
2回目は史跡勝坂遺跡公園で作った土器の野焼きをします。焼き上げることによって、かたく赤みをおびた土器へと作り上げます。焼き上がるまでの間は、竪穴住居がある勝坂遺跡を探検したり、火おこし体験や弓矢体験もする予定です。焼き上げた土器は、その日にお持ち帰りいただけます。
夏休みの工作として楽しく縄文土器づくりをしながら、いっしょに太古の歴史を学んでみませんか。
○1回目
日時 8月4日(金) 午前10時~午後12時30分
場所 相模原市立博物館 2階 実習実験室
○2回目
日時 8月20日(日) 午前9時30分~12時30分
場所 史跡勝坂遺跡公園 管理棟(相模原市南区磯部1822)
※公園下段部に駐車場あり
○費用 150円(材料費 8月4日)
○対象 市内在住の小学校4年生~中学生で2回とも参加できる方
定員20名(申込順) ※保護者の見学可
○申込 7月30日までに、博物館に直接か電話申込み(042-750-8030)