7月に育てていた在来品種のカイコが羽化し、産卵をはじめています。
こちらは品種「乞食」の成虫(オス)です。
撮影した時は黄色い繭の上でおとなしくしていますが、この品種のオスは体が小さめで翅がしっかり伸びているものが多く、空中を飛ぶことはできないものの、羽ばたきながらかなり活発に動き回ります。
こちらは小石丸のメスです。立派ですね。すでに産卵しています。
必死に1個ずつ、卵を産んでいるところです。
実用品種(交雑品種)ほどたくさんではありませんが、1匹のメスが400個から500個ほどの卵を産みます。
採卵は単純に卵を産ませればよいというものではなく、ここから冷蔵保存やそこから出すタイミングなどいろいろな技術が必要で、専門機関でないと難しいのが実際のところです。それでも、急な教材利用などに対応するため、こうして採卵を試みています。