JAXA特別公開、はじまりました!(ムシの話題つき!)

本日8月25日と26日の二日間、JAXA特別公開が行われます。博物館会場でも、講演会やワークショップなどたくさんのイベントがあるため、開館前から100人以上の列ができました!

開館前からたくさんの方が並んでいました

ご案内のために外へ出ると、駐輪場近くに、こんなものがたくさん落ちていました。

若いドングリが枝ごと落ちています!

若いドングリがついたコナラの枝が、たくさん落ちています。

よく見るとたくさん落ちています!

切り口がハッキリしていて、風で落ちたのではないことが明かです。

コナラの枝の切り口

さては・・と、室内へ持ち帰り、ドングリを点検すると、はかまの一部にこんな穴が空いています。

はかまに開けられた穴

その穴をめがけてドングリを割ると・・

黒く変色した先に小さなつぶが・・

内部に、昆虫の卵が一つ!

卵が一つ!

これは、シギゾウムシのなかまの卵と思われます。メスが長い口吻をドリルのようにしてドングリに穴をあけて、そこへ産卵管を差し込んで卵を産みます。すると、ドリルで今度はドングリのついた枝ごと落とします。卵からふ化した幼虫は、ドングリの中身を食べて成長し、蛹になる直前にドングリから出て、今度は地面にもぐり、土の中で蛹になります。
と、こんな生活史の昆虫です。親を探そうと思いましたが、JAXA特別公開のオープン準備などいろいろあって見つけられませんでした。
なお、特別公開の会場は広く、暑さ厳しい中の移動となります。暑さ対策を万全にお出かけ下さい。

カテゴリー: 生きもの・地形・地質 パーマリンク