夏休みといえば・・自由研究!

夏休みも昨日で終わり、今日(9月1日)から新学期!
今年も夏休みの間、たくさんの小中学生のみなさんが市民研究室や天文研究室を訪れてくれました。その多くが、夏休みの自由研究の相談です。その中で、とある小学2年生がたくさんのキノコの写真とともにやってきました。そこにはすでに、自分で調べたキノコの名前が書かれていて、その名前が正しいかどうか確かめたいとのこと・・でも、キノコはあまりにも種類が多いうえに、図鑑にも載っていないものが数多くあります。

博物館に生えていたこんな身近なキノコも、名前分からず・・

当館の生物担当学芸員は動植物の名前は調べられますが、キノコは代表的なものしかわかりません。そこで、神奈川県立生命の星・地球博物館の菌類担当学芸員に連絡をとり、そちらへ調べに行ってもらうことにしました。すると・・

オリジナルのキノコ図鑑と自作のキノコフィギュアを持って・・すでにキノコ専門家の雰囲気が漂っています!

夏休み最終日の昨日、オリジナルのすばらしいキノコ図鑑を完成させて報告に来てくれました。
おまけに、写真だけではキノコのおもしろさが伝わらないと、粘土で作った模型まで!!

発生環境の再現にもこだわっています!

キノコへのあふれる興味が伝わるすばらしい作品です。

ちょっとマネして作ってみた・・というレベルではありません!

ちなみに、冒頭の写真のキノコはこの少年が持ち帰り、名前を調べて「キタマゴタケ」だったと教えてくれました!

どんなに年齢が離れていても、どれくらい生きものが好きなのかは、少し話すと伝わってきます。それは、自分も同じような道を歩んできたからでしょう。この夏休み、キノコに夢中になったその楽しさをベースにして、彼はこれからもっともっと生きもの好きになっていくはずです。その姿を楽しみながら応援していきたいと思います。

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