博物館で栽培しているカワラノギクが、この1週間ほどでまた虫にやられてしまいました。
先週末の台風で相模川が上流のダムの放水により増水し、今年はカワラノギク自生地の多くが流失したはずです(でも、大量の肥沃な土砂を新たに運んで来てくれるし、競争相手の植物ごと流してくれるので大水は必要です)。来春、自生地に「相模川産」と由来のはっきりした種子を蒔くためにも、開花してもらわないと困ります。そこで急遽、犯人さがしをしました。
じっと目を凝らすと・・
茎に化けているつもりでしょうが、こちらも必死です。正体見たり!!
葉のウラにいるのも見逃しません・・
すると、どうやらこれが成虫かな?というのまでとまっていました。
おそらく、○○ウワバというヤガ科の蛾でしょう。しかし、この仲間は食草の選択幅が広いものが多く、成虫も幼虫も似たものが多くて種類まではわかりません。
とりあえず採集しておきました。葉の食害をどうにか逃れてつぼみをたくさんつけてくれた株もあります。
来週には咲き始めることでしょう。開花したらまた写真をアップします。