今日(12月26日)、博物館バックヤードの搬入口に大きなトラック入っていました。中はなにも入っていないように見えますが、じつは、とても大きな作品が入ってきたのです。
特大の絵画作品なので、真後ろから見るとよく見えませんでしたが、出して横から見ると本当に大きい!
博物館には、美術品の収蔵庫があります。市内には大きな作品を収める市の美術施設が無いため、当館に収蔵庫があるのです。今日はほかの美術館へ貸し出していた作品が戻ってきたところです。写真は開梱作業です。こうした作業は、委託された運送業者の中の美術品専門運搬部門(美専と呼ばれています)の技術者が行います。無駄なく丁寧な動きと、絶えずコミュニケーションをとって確認をしながらの作業です。
開梱されると、貸出先の学芸員と、相模原市の担当者が収蔵エリアの一画で検品をします。検品とは、貸し出した時の状態が保たれているか、汚損などが無いかをチェックする作業です。ピリッとした空気が流れます。
今回も無事に検品、収蔵作業が完了しました。
来館者の目に触れないエリアでの作業ですが、資料の搬出入は、博物館施設の専門性がもっとも感じられる光景だと思います。