花も実もある!

今日(1月16日)は午前中、穏やかな晴天の中、博物館の駐車場に集合してなにやら調査が始まりました。

駐車場に集合

毎月1回、相模原市自然環境観察員制度の有志と、博物館を拠点に活動する相模原植物調査会が合同で行っている「花ごよみ調査」の日なのです。博物館お隣の樹林地の、決められたコースを歩きながら、開花、あるいはつぼみや結実している植物名を記録していく調査です。
それにしても、こんな真冬に咲いたり実をつけたりしている植物なんてあるのでしょうか?
あるのです!!まずは結実、ヘクソカズラです。

ヘクソカズラの果実

ナガバジャノヒゲの株をゴソゴソ探すと、中からこんな美しい宝石のような果実が出てきます!

ナガバジャノヒゲの果実

こちらはまだつぼみもついていませんが、4月にこの樹林を彩るフデリンドウが着実に成長していました。フデリンドウは越年草なので、秋に発芽して、冬の間じっくりと時間をかけて成長します。

フデリンドウ

途中の日だまりでは、オオイヌノフグリが花をつけていました。さらに、この樹林地では数少ないオニシバリ(別名ナツボウズ)が咲いていました。

オニシバリの花

こちらはトキリマメです。この熟した果実と鞘を見ていると、なぜか古代生物アノマロカリスの顔を思い出します。ところでこの樹林では、トキリマメを初めて見ました。継続的な調査をやっていると、なにかしらの「発見」があります。

トキリマメの果実

真冬とは言え、花も実もしっかり記録して、調査を終了しました。

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