春の前の幻日

今日(2月3日)は節分です。つまり明日は立春で、もう春が訪れます。
といっても、まだまだ寒いし雪は降るし・・そんな季節の移り変わりとは関係のない空の自然現象が今朝、見られました。幻日(げんじつ)です。

電線などがかぶっていますが、幻日がはっきりと見えます

上の写真は、デジタルカメラの撮影素子が痛まないよう、太陽を隠すため中央に住宅を入れています(下の写真は我満できずにそのまま撮影してしまいましたが、目やカメラのためにはおすすめできません)。幻日は、太陽と同じ高さの薄雲に太陽が反射して映る現象です。大気中に浮かぶ六角板状の氷晶がプリズムとなって太陽光を屈折させて起きる現象で、片側に見えることはよくあるのですが、今朝は両側に並びました。

カメラに負担をかけるのであまりおすすめできない撮り方ですが・・

特に太陽高度が低いときは、虹色がきれいに出ます。

幻日は、太陽と22度離れた角度に出ます

ところでこれらの写真は通勤途中に撮影したのですが、博物館に着いてから屋上でちゃんと大きなカメラで撮影しようと急いで上がると・・、すでに雲が晴れて、幻日も幻だったかのごとく消えていました。

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