2月3日に地質学講座の2回目を実施しました。
初回(1月20日)は、小学校5年生の単元「流れる水のはたらき」の内容を解説しました。
2回目からは、小学校6年生で学習する内容を解説します。
2月3日の2回目は、流れる水のはたらきでできる地層について解説しました。
まずは、泥、砂、れきの説明です。
それぞれの粒度にふるい分けしたものを観察してもらい、粒子の大きさをの違いを実感しました。
次に、ペットボトルに入れた水と泥、砂、れきを激しく振って、しばらく放置し、どのように堆積するのかを観察しました。泥、砂、れきにわかれて堆積しているのがよくわかります。今回実験に用いたものは、分かれて堆積するのがわかりやすいように、泥、砂、れきをブレンドしたものです。見やすく分かれるように、ブレンドの仕方を変えて何度も作り直して完成させたものです。結構時間をかけて作ってあります。
簡単な装置を使って、泥、砂、れきを混ぜたものを水で流して地層を作る実験もしました。
ペットボトルや装置を使った実験では、あっという間に堆積するので、どのように泥、砂、れきが分かれるのかを見ることができません。そこで、長さ1mのアクリルパイプに水を入れ、そこに上から泥、砂、れきを混ぜて入れて、どうなるのかを実験しました。
粒子の大きなものほど早く沈降し、粒子が非常に細かいものは沈まずに漂っている様子が観察できました。
このようにして全ての地層ができるわけではなく、他にも地層のでき方があることを説明して、最後に泥、砂、れきがそれぞれ固まってできた泥岩、砂岩、れき岩を観察しました。
次回は火山の噴火によってできる地層について、解説します。