啓蟄の3月6日にアズマヒキガエルの産卵が見られないかと訪れた場所は相変わらず静まりかえっていましたが、3月7日夜、もう1カ所の中央区のある池を訪れると・・始まっていました!カエル合戦です!
抱接(ほうせつ:産卵に備えてオスがメスの背中にしがみつくこと)しているオスとメスが約10ペア、抱接できていないオスが10匹ほど群がっています。
すでにペアになったオスはその地位を手放すまいと必死です。背後から横どりしようとする別のオスを後ろ足でキックしてはじき飛ばします。
断続的にそうした小競り合いが起きますが、当然、オスがオスにしがみついてしまうこともあります。そんな時は「おれ、オスだぞ!」という声(リリースコール)を出すので、間違えたオスはすぐに離れます。
すでに数日前に産んだと思われる卵紐(らんちゅう:紐状の卵塊)もありました。
この場所もあと1週間ほどは夜な夜なカエル合戦が繰り広げられることでしょう。