3月14日、相模原植物調査会のみなさんとこの春最初の植物調査に行きました。緑区の津久井地域の山中ではすさまじい量のスギ花粉が舞っていましたが、めげずにスギ植林地を進むと・・
ミスミソウが出迎えてくれました。この季節の数少ない開花植物です。
さらに、今日の目的であるこちらの花は・・
ウスギオウレンの雄花です。林床にひっそりと咲く直径数センチの花は、あると分かっていても見つけるのに苦労します。
こちらは雌花です。
ほかにも、目立たないもののしっかりと花をつけている木々がいくつもあり、そのうちの一つがこちら、ツノハシバミです。
雌花は芽鱗と呼ばれるカプセルに包まれながらも、しっかり柱頭を開いています。
林道を歩いていたら、前方でカモシカがじっとこちらを見つめていました。
よく見ると角が片側しかありません。でも、健康そうでしばらくこちらのようすを見た後にゆったりと去って行きました。
スギ植林地からは風がふくたびに煙のような花粉が舞い上がり、厳しいコンディションでしたが春を満喫できる調査となりました。