博物館お隣の樹林地には、結構たくさんの種類の鳥たちが生息しています。先日のフクロウはその中でも最大級ですが、猛禽類と呼ばれるタカのなかまも、何種類か確認されています。その中でも一番小さいのがこちら、ツミです。
顔をよく見ると、目の虹彩部分が赤色です。これはオスの特徴です。さらに、胸から腹にかけての朱色の斑が大きいので、おそらく昨年産まれの若鳥でしょう。
タカの多くは、オスよりもメスの方が大きいのですが、ツミもその差が顕著で、オスはヒヨドリよりも少し大きいくらいです。メスはハトくらいの大きさですが、いずれにしても小さいですね。世界にはもっと小さなタカもいますが、日本ではツミが一番小さなタカです。
さて、日だまりにはカナヘビやトカゲがたくさん出てきています。こちらはカナヘビです。人の腕の上も暖かかったのか、落ち着いてしまいました。
カナヘビの特徴はしっぽが長いことですが、それにしても長い!
カナヘビも、トカゲと同じく危険な状況になると自切と言ってしっぽを自ら切り落とします。しっぽはすぐに再生しますが、ここまで伸びるにはかなりの時間がかかるはずです。この個体がこれまで自切したことが無かったのかどうかはわかりませんが、立派なしっぽ、大切にね!といいながら土の上に戻しました。