今日(5月26日)は生きものミニサロンを実施しました。
博物館周辺の小学校がどこも運動会をやっていて、「参加者が集まるかな?」と心配でしたが、3組の親子連れのみなさんと楽しく実施しました。まずはモグラの穴を観察するために、ちょっと特殊な道具を・・
ファイバースコープです。モグラの穴を見つけて中にスコープのレンズを差し入れます。
が・・・ハイテクな機械なのですが、意外とよく見えません(^_^;
そこで次の道具は、ウレタンフォームスプレー!隙間などにスプレーするとウレタンが膨らんで固まる充填剤です。これをモグラの穴に注入するのですが、その前に、モグラがウレタンで固まってしまわないように、回りをドシドシ踏んでモグラに逃げてもらいました。
ウレタンフォームは固まるまで少し時間がかかるので、その間にクワの木で虫の観察をしました。
葉っぱの裏の、クワキジラミの幼虫や・・
泡の中にいる、アワフキムシの幼虫を手にとってみました。
中身はこんな虫です!
モグラの穴に戻ってウレタンフォームを掘り出そうとしたのですが、まだ固まっていなかったため、時間内の掘り出しを断念。
30分後にまた来られる人に集まってもらうことにしました。
そして、再集合していただいた方と掘り出し。
あまり奥まではウレタンが達していませんでしたが、モグラの穴の大きさや形がわかりました。
内部は意外と小さなトンネル・・ということは、モグラの胴体の太さもこれくらいということですね。
ウレタンが固まる時間がちょっと想定外になってしまいましたが、初夏へと季節が進みつつある森の中で、楽しい自然観察となりました。次回は6月23日(土)12時から、博物館エントランスで実施の予定です。