博物館お隣の樹林地の一画では、今年も地上に星が降り注いでいます。
地上に瞬く星の正体は、アカメガシワ(トウダイグサ科)の雄花です。
ほかの花々と同じく、例年よりも10日ほど早めの降臨です。
アカメガシワは雌雄異株(雄木と雌木が別々の植物)で、雄木の花はこんなふうに咲きます。
拡大すると、星がついています。
雌木の花はこんな形をしています。柱頭の紅色がオシャレです。
河原など、攪乱(かくらん)の激しい場所に真っ先に育つ先駆植物の一つです。この樹林地でも、ミズキと競うように大きく育っています。ただし、このところミズキがキアシドクガの食害で痛めつけられているせいか、アカメガシワがいっそう勢いを増していると感じるのは気のせいでしょうか・・。