机で仕事をしていると、視界の隅にピョンピョンと飛び跳ねているクモ見かけることがよくあります。
ハエトリグモの仲間です。
アダンソンハエトリ(オス)
名前からしてかっこいいですが、黒地に白い模様が目を引きます。
ミスジハエトリ(オス)
こちらもくっきりした縦筋と独特の斑紋に、目の上の赤い帯が特徴です。
実はこれら2種は、屋内に住んでいる種です。小さなカやハエなどを捕えて食べて暮らしています。いずれもメスはもっと地味な姿ですが、生活の仕方は同じです。
関東地方では、あともう一種「チャスジハエトリ」を覚えておくと、屋内性ハエトリグモの名前をほぼ言い当てることができます。
しかし、時々迷い込んでくるやつもいます。
アオオビハエトリ(メス)
基本的に屋外にいるクモなのですが、博物館の事務室では比較的頻繁に見かけます。
オスはきれいな青と赤の帯があるのですが、この個体はメスで、ちょっと渋めの色合いです。
アリを食べる習性があるので、外壁を歩きまわっているうちに、迷い込んでしまうのかもしれませんね。
どの種もみなさんの身近に出没しているかもしれません。
今度出会ったら、名前当てに挑戦してみてはいかがでしょうか。