これは、今年の6月21日に撮影した写真です。
体長5mmほどの小さなクモが、きれいな「かくれ帯」をつけています。
コガネグモの仲間の幼体です。
次は、今日(7月11日)に、ほぼ同じ場所で撮影した写真です。
体長10mm程。コガタコガネグモのメス、たぶん成体です。
腹部に特徴的な模様があり、網にはきれいな「X」字型のかくれ帯をつけています。
図鑑に乗っているような典型的な姿ですので、間違えようがありません。
実はこの成体を見る前は、なんとなく「ナガコガネグモの幼体だろうな」と思っていたので、あやうく間違った情報をブログに書くところでした。
更に、数年前にもこのブログで「ナガコガネグモの幼体だと思い込んでいたら違いました」という記事を書いているのに気づきました。思い込みというのは恐ろしいものです。
毎日のように同じ場所で観察するというのは大切だな、とつくづく思いました。
因みに、コガネグモの仲間は、幼体の時には、皆似たような形のかくれ帯をつけるようです。網だけを見ても種の判別はできませんのでご注意を。