いつも歩いている通勤路でも、最近、このクモが目立ってきました。
ジョロウグモです。
目の細かい円網の前後に不規則に糸を張り巡らせた、特徴的な網を張るので、遠目にもすぐわかります。
5月下旬頃に幼体が現れ始め、10月から11月頃に成体になります。
その間に、体長が1mm程度から20〜30mmにまで大きくなりますから、かなりの成長スピードです。
写真の個体は体長10mm程のメスの幼体。最近目につきやすくなったのは、体や網が大きくなった事もありますが、腹部の模様が変化したというのも大きな要因だと思います。
これは、今年の6月14日に撮ったジョロウグモ幼体の写真です。
模様が今とはだいぶ違います。
これから秋に向けてどんどん体も大きくなり、腹部の模様も変化しますので、継続して観察するのも面白いかもしれません。
因みに、これはナガコガネグモの幼体です。
ちょっと前まで、コガタコガネグモの幼体と間違えそうだと言っていたのに、すっかり長細くなって、見間違えようのない形に成長しています。
猛暑の日々が続いていますが、生き物はどんどん成長しているようです。