地質研究会による岩石薄片作成

今日(1月27日)は地質分野のボランティアグループ、相模原地質研究会の活動日です。

今日から、石老山礫岩に含まれている礫の岩石薄片作成がスタートしました。石老山礫岩は約550万年前に堆積した地層です。岩石薄片というのは岩石を顕微鏡で観察するために岩石をスライドグラスに貼り付けて、光が通るくらい薄くしたもの。言ってみればプレパラートのようなものですが、岩石の場合はプレパラートとはあまり言わずに、薄片と言う場合が多いです。

まず、岩石を切断します。今日の岩石は小さなものが多いので小型の岩石カッターで切断しました。

回転板や、鉄板、ガラス板の上で研磨剤を用いて磨いていきます。

磨き終わったものはスライドグラスに樹脂で貼り付けます。

スライドグラスに貼り付けた後、厚さ2mm位になるよう切断し、再び、回転板や、鉄板、ガラス板の上で研磨剤を用いて磨いていきます。最終的には千円札の3分の1くらいの厚さにします。1枚1枚、手作業で作成するので手間のかかる作業です。

(地質担当学芸員 河尻)

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