ヒノマルコモリグモ

いつものように通勤路を歩いていると、何かが足元を通り過ぎました。

ヒノマルコモリグモです。
体長10mmほどの、徘徊性のクモです。網は張りません。
写真で白く写っている丸いものは、糸いぼの先につけられた卵のうです。
コモリグモ、という名前はこうして卵を持ち歩き、出てきた子グモを背中に載せて歩く(=子守りをする)ことからつけられたものです。
このクモは珍しい種類ではありませんが、ここで見かけたのは初めてです。
目の前の林で草刈りをしていたので、驚いて飛び出してきたのかもしれません。
草がなくなると、生き物が遠のくようでちょっと寂しいのですが、たまにはこういう出会いもあります。

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