ニホンヒメグモふ化

ニホンヒメグモというのは、体長5mmにも満たない小さなクモです。

オレンジがかった色をしていて、不規則な網を張っています。


これはオスとメスが同じ網にいるところ。下の方の薄いオレンジ色がメスで、上の方の濃い色がオス。7月20日に撮った写真です。

このごろオスメスがペアでいるところをみないな、と思っていたら、今日は卵のうから子グモが出ているところを見かけました。

網に釣り上げた葉の中に卵のうをつけて、親がそれをガードしています。
小さな白っぽいつぶつぶが、子グモです。
ニホンヒメグモは、母グモが子グモにミルク状のものを口移しで与える「子育てをするクモ」としても知られています。
実は野外でそれを見たことがないので、今度、じっくり見てみなくては、と思っています。

※「ヒメグモ」の名前について
以前は単に「ヒメグモ」と呼んでいたのですが、ここ数年「ニホンヒメグモ」と書いてある本が増えたようです。以前に出版された本には「ヒメグモ」と書いてあるので、図鑑を見るときなどはご注意ください。

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