現在、相模原市立博物館では、明治150年関連企画展「幕末・維新のヒーローたちの痕跡」を開催中です。そして、10/13(土)、14(日)には、幕末から明治期の2つの講演会を尾崎咢堂記念館と博物館で開催しました。
明治150年関連企画展「相模原にもある幕末・維新のヒーローたちの痕跡」チラシ
10/13は、緑区又野の博物館所管施設である尾崎咢堂記念館にて、近現代史講演会として「大隈重信からのメッセージ-『大隈重信演説談話集』を読む-」を、尾崎行雄を全国に発信する会の企画運営により開催しました。
自由民権運動や2度の総理大臣として活躍した大隈重信は、明治から大正期の尾崎行雄(咢堂)の政治活動において深く関わりがある人物で、大隈内閣において尾崎は文部大臣や司法大臣を務めています。
今回、大隈重信の活躍や尾崎行雄とのエピソードなどを講師の早稲田大学大学史資料センター所長の大日方純夫先生より、お話しいただきました。大隈重信は当時はやっていた髭をのばさないと決め、また、直筆の手紙や書を残さなかったそうです。驚きです!
10/14は、博物館にて明治150年関連企画展「相模原にもある幕末・維新のヒーローたちの痕跡」の関連歴史講演会を開催しました。
講師は、駒澤大学教授で幕末・維新史が専門の小泉雅弘先生で、「英傑たちの戊辰戦争-選択と決断-」と題し、西郷隆盛、勝海舟などの幕末・維新期の活躍などをお話してもらいました。
10/14は大政奉還が行われた日でもあり(旧暦ですが)、今回のテーマにふさわしいタイミングでした。会場には170人ほどの歴史ファンの方が来場されました。
今回、2日間連続でお越しいただいたお客さんがいたり、10/14の講演会には幕末・維新ファンの小学生ぐらいのお子さんの参加もありました。今回の両講演会で、相模原にも幕末から明治期の歴史に関連することが多少なりともあると感じていただけたのではないでしょうか。
明治150年関連企画展「幕末・維新のヒーローたちの痕跡」は10/21(日)まで開催中です。10/21の最終日午後1時からは、担当学芸員による展示解説もありますので、是非ご来場をお待ちしています。