今年は度重なる台風の通過・接近で、河原が大きく荒れています。いや、河原とはそもそも荒れているのがあたりまえでした。そんな環境を利用して生育する相模川の絶滅危惧種、カワラノギクの開花状況を緑区の相模川の河原へ確かめに行ってきました。
しっかり開花していましたが、やはり台風の影響でしょうか、強風で倒れたり、相当痛めつけられたようすの株が多く、花弁が縮れたり、いびつなカタチに咲いているものが目立ちました。
まだ咲き始めなので、これから今月末くらいにかけて開花が進むでしょう。見ごろはあと1週間くらい先でしょうか。
もう少し水際に近いところへ行くと、何度か冠水(かんすい:大雨による増水で水がかぶること)したようすで、いつもこのあたりに大群落があるはずの、カワラハハコが見当たりません。
いやいや、良く探すとありました。確かに流されてしまった株がほとんどのようですが、流れに耐えて生き残った株がけなげに咲いていました。
どっこい咲いてます!!という力強さというか、カラッとした明るさがこの花にはあります。
このところ台風が多いので株が少ないのですが、しばらく冠水しなければ、また一面のカワラハハコの大群落が復活するはずです。そんな底力をまた見せつけてくれる日を楽しみに待ちたいと思います。