通勤路でいつも見かけていた枯れ葉。寒くなる以前にクモが卵のうをつけた葉が残っているのだろうと、確認もせずに通り過ぎていました。
今日ふと気が付くと、昨日の強風で落ちかかっていたはずの葉が、元の位置に戻っています。
葉の内側を見ると、ヒメグモの仲間(メス)が卵のうを守っていました。
ぱっと見てカグヤヒメグモだと思ったのですが、出現期や改めて卵のうの形状を見ると、オオヒメグモのようです。
クモを捕まえてルーペで観察すればはっきりするのですが、この寒さの中、頑張っているのに、そんなことをしては気の毒だと思ってやめました。このメスは冬を越すことはありません。
オオヒメグモというのは、家の周りにも普通にいるクモですが、こういう姿を見るとなんだか特別な感慨が湧いてきます。
2018.12.5.