今日(1月12日)は神奈川県の森林インストラクターのみなさんと、県立相模原公園(南区下溝)で探鳥会を行いました。
厚い雲に覆われた寒空でしたが、じつは、こんなお天気模様は冬の野鳥観察の場合好条件です。冬は太陽の位置が低いので、あまりきれいに晴れていると、逆光になる位置が大きくなるためです。
みなさん、ふだんは森林インストラクターとして活動されているため、野外に慣れていて、防寒対策も万全でした。
そんな中、何種類かの鳥はじっくりと長時間観察することができました。そのうちの一つ、キツツキのなかまのコゲラです。
木を叩く音を聞きながら、日本で一番小さなキツツキを堪能しました。
途中、公園から少し出て相模原沈殿池でも観察しました。
最近は水鳥がめっきり減ってしまいましたが、オシドリの抜群の美しさを楽しむことができました。
特に、銀杏羽と呼ばれる飾り羽を見て、体のどの部分についている羽かというクイズをみなさんで考えていただきました(答えは、翼の付け根の三列風切羽のうちの1枚です)。
そして、後半、じっくりたくさん見られたのは、冬鳥のアトリです。
はじめは遠くて色があまりわからず、図鑑のようなオレンジ色が見えない、という声がありましたが・・そのうちに近い距離で見られて、全員がしっかりと胸や肩のオレンジ色を確認できました。
午後2時すぎに解散となりましたが、30種類以上の鳥をほぼ全員が見られて、寒さに負けずに歩いた成果は上々でした。